White Rim

■ルートマップ

初めてキャニオンランズを訪れたとき以来ずっと、いつかWhiteRimトレイルを端から端まで走ってみたいという思いを持っていました。このトレイルはキャニオンランズナショナルパークをぐるりと回りこむように走る全長90マイルのロングトレイルです。今回、早朝から丸一日かけてWhiteRim全走破に挑みました。

朝7時、夜明けを待ってMotelを出発、まわりはまだ薄暗いなかトレイルのスタート地点となるHW316方向へ向かいます。WhiteRimの難易度はModerate。

@ トレイルの入り口

hwy313からMineral Bottom Roadへの分岐地点。

STOPサインがあり、まがってすぐ左手にパーキングがあります。曲がってすぐにMineralBottomの標識もあるのでわかりやすいとおもいます。

早朝にもかかわらずすでに何台かの車が止まっていました。

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A Mineral Bottom Road

Mineral Bottom Roadを直進。

幅の広いフラットな未舗装路が続きます。遠くにキャニオンが見えます。

だんだん日が昇ってきました。時刻は8時過ぎ。

 

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B キャニオンを下る

キャニオンに到着。

がけ下にGreenRiverが見えます。ここからスイッチバックで谷を降りていきます。

スイッチバックの道路。

下を覗くと折り返した道路が見え、実はそんなに絶壁という感じではありません。落ちても下の道路に落ちるだけです。死ぬだろうけど。

下まで降りてきたところ。

ここで左に折れて、Mineral Bottom RoadからWhite Rim トレイルに入っていきます。

 

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C Labyrinth付近

川沿いを走っていきます。ときどきこんな狭いがけっぷちの道です。川に落ちそうで怖い。

Labyrinthキャンプ場付近。

WhiteRimトレイルはNationalPark内なのでところどころキャンプ場が設置されています。といっても簡易トイレがあるだけでほかにはなにもありませんが。。キャンプ場を利用するにはビジターセンターでpermitをとる必要があります。

左に分岐があります。地図によるとTaylorキャンプ場にいくルートのようです。WhiteRimは右へ。

 

 

ルート上から左をみた風景

 

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D Hard Scrabble Hill付近

Hard Scrabble Hillを上っていくところ。荒れた急坂で写真でみるよりも実際のほうが傾斜は急です。

 

丘の頂上付近からいま来たほうを振り返ってみたところ。

トレイルは川の緑に沿ってはしっていて、写真中央左端で直角に左に曲がって丘をのぼっています。

 

丘の頂上付近から前方をみたところ。

川が大きく蛇行しているのがわかります。この蛇行の中心にFort Ruinという先住民族の遺跡があるそうですが、ちょっと歩かないといけないので時間的都合からパス。次回キャニオンランズにくることがあれば時間をつくって訪れてみたいところです。

 

丘を下っていくルート。

急な下り坂で道は左に回りこんでいて、まっすぐいくと転落コースです。ギヤをローに入れ慎重に下っていきます。

 

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E 遺跡のような岩

ぱっと見、何かの遺跡みたいな岩。岩が柱状にのこってこういう景色をつくっているようです。

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F White Rim の端に到着

いよいよトレイル名にもなっているWhite Rimがあるエリアにでてきます。

この白い地層が他の層にくらべて固く侵食されにくいことから、この層だけがフラットに残り、階段状のキャニオンランズ独特の奇観を作り出しています。

 

 

後方

このあたりではまだグリーン川の水面が間近に見えます。この先川下に下るにつれだんだん高低差が大きくなってゆきます。

前方

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G Holeman Spring近辺

ちょっと休憩。ひろがりのある景色です。

がけっぷちから覗いたところ。

このへんでは分岐したキャニオンの崖でGreen Riverは向こうのほうにいってしまっていますが、それでも高低差は結構あります。

キャニオンの終端はこんな感じ。

ここから奥に向かっていくにつれだんだん深くなってさっきのような絶壁になるのです。

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H TURKS HEAD付近

ちょっとした小高い丘を越え、またGreen Riverの近くにでてきます。

ここからはグリーン川が大きく蛇行しているポイントがみえます。

中央にWhiteRimが残丘となって残っているのがわかるでしょうか。川とその周囲の緑、それに茶色と白い岩の織り成すコントラストがなんともいえず美しい景色を作り出しています。

下を見たところ。

かなりの高さがあり、足がすくみます。高層ビル並み?

 

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I Candlestick Tower

絶壁の脇を走っていきます。なかなか絵になる風景です。

一人しかいないので、車をとめてここまで駈け戻ってきて撮りました(笑)。

正面にみえるのはCandlestick Towerだとおもわれます。

しばらく走ってがけから右をみた景色。こんな感じがずっとつづきます。

 

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J Murphy Hogback

だんだん岩だらけの狭い道になっていきます。

この急坂をあがったところがMurphyポイント。このポイントは前後どちらもかなりの急坂になっています。

ポイント付近はちょっと見晴らしがひらけています。

 

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K 尖塔状の岩

このあたりから、写真のような塔状の特徴的な岩がしばしば見えるようになります。

 

 

えぐられたキャニオンのふち。

このあたりにくるともう地平線の向こうまで対岸の岸壁がみえなくなってきます。

この先で2つの川が合流するので、それにはさまれた広大なエリアがすべて侵食されてフラットになってしまっているのでしょう。

 

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L Junction Butte付近

遠目には草原のようにみえますが、じつはこんな点々とした砂漠性の植物なのです。

ちなみにJunction Buteは真後ろで、写真とっていないです。。よくある、ただの残丘なのでよしとしましょう。

尖塔状に残る岩

もうすこしで落ちそうな岩。

White Rimが侵食されにくくのこるので、それにともなってその下の岩がのこり、結果として塔のようになっています。

この塔のように下の岩のほうが先に侵食されるとBalanced Rockのような岩が形作られます。

2枚目の写真の尖塔を回り込んで別の角度から見たところ。ロケットのような形で面白いです。

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M White Crack分岐

中間点の手前の風景。

しばらく平らなところを走ります。

White Crackへの分岐。

この先でグリーン川とコロラド川が合流しています。White Crackはその合流点のほうへすこしだけ行くことができるルートですが、地図からわかるように合流点とはかなり距離がありそれが見えるわけではありません。

過去に一回いったことがあるので、今回はパス。


ちょうどここが中間地点になりますが、ここでの時刻は12:30.トレイルスタートからの所要時間は約4時間半です。おもったより早く走りきることができました。

またしばらく平らな道がのびる。快適にかっ飛ばして走れます。

ここからはコロラド川の上流方向へ戻るようになります。

 

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N Monument Basin

またキャニオンの縁にもどってきました。

このあたりはMonument Basinといわれるエリアのようで、確かに特徴的な岩が連続してみられます。

遠くにぽつんと1本だけこころ細そうに立つ塔が印象的です。

White Rimの岩の上をぼこぼこ走るルート。写真の右は崖です。

中央に空洞ができて門のようになった岩です。

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O Gooseberyポイント

Gooseberyキャンプ場です。右の建物は簡易トイレ。

このトレイルは入り口から出口まで丸1日かかり途中から出入りできるルートもないため荒れているのかとおもいきや、ちゃんと毎日レンジャーがルートの維持にまわっているようです。

簡易トイレもトイレットペーパーがちゃんと補充されています。

White Rimの上のルートです。岩の隙間を縫って走ります。

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P Buck Canyon付近

Buck Canyon付近の景色。

とんがり岩にむけて走ります。

とんがり岩を見上げたところ。

ちょっと休憩。むこうに見えているのはAirport Tower..とおもわれます。

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Q Airport Towerポイント

Airport Towerポイントです。正面の残丘がAirport Tower。

この付近から右手をみた景色です。

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R Musselman Arch

これが Musselman Archです。

ArchというよりBridgeという感じです。この上を歩いてわたることができます。

ずっとひと気がないルートを走ってきたのですが、ここでマウンテンバイクの10人ぐらいの集団と遭遇し驚きました。

ここまでくればトレイルも終盤という感じです。

 

Musselman Archをすぎてちょっといったところの景色です。右手にグリーンベッドが見えます。

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S 終点

この突き当たりが終点。崖をスイッチバックで登っていき、HW313に合流します。

時刻は15:00。結局トレイルのスタートからの所要時間は8時間でした。

お疲れさまでした。

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